2016年8月、ワシントンDCに来た目的の一つがコンコルドを見ること。私が大好きな飛行機の一つです。北米の3箇所にコンコルドが展示されていて、ここワシントンDC近郊の「ウドバーハジーセンター」にも退役したコンコルドがあります。ちなみにあと2つはシアトルとニューヨークに保存されています。
バージニア州にある「ウドバーハジーセンター」へはワシントンDC中心部から、地下鉄とバスを乗り継いで行きました。
アクセス方法
車でも行くことはできますが、私は旅先ではできるだけ公共交通機関を使って移動しますので、今回も地下鉄とバスを乗り継いでいきました。
まずは地下鉄
ワシントンDCの地下鉄は結構深くて暗いのですが、治安も悪くなさそうで普通に使えます。駅は核シェルターになっている・・という話を聞いたことがあるような気がするのですが、確かに堅牢な雰囲気でした。
まず地下鉄(メトロ)のシルバーラインで「Wiehle-Reston East」駅まで。改札を出て左手の歩道橋を渡った後、一つ下の階に降ります。するとバス停が見えてきます。写真がなくてすみません。
バスに乗り換え
バス停に着いたら「FAIRFAX CONNECTOR」の#983を探します。看板が出ていたと思います。ルートや時刻表はこちらにあるので参考に。
http://www.fairfaxcounty.gov/connector/routes/
ウドバーハジーセンターは#983の終点なので、迷うことはないと思います。心配な方は乗る時に運転手さんに確認されると良いかと。
ウドバーハジーセンターに到着
ローカルな雰囲気のバスに揺られて、念願のウドバーハジーセンターに到着です。同じバスには親子連れなど、見学者が数組乗っていました。
飛行機好きにも、歴史好きにもたまらない
スミソニアン博物館群は、入場料が無料です。ここウドバーハジーセンターも、スミソニアンの一部なのでもちろん入場料が無料。良いですねー。
展示方法はちょっと雑然としていますが、歩くごとにいろんな発見があって楽しいです。
コンコルドのような旅客機だけではなく、広島に原爆を投下したB29エノラ・ゲイや、太平洋戦争中の日本の戦闘機や特攻機もあります。「永遠の0」に出てきた桜花もあり、とてもいろいろなことを考えさせられる展示になっています。事前に勉強してから来れば、より理解が深まるかと。
第二次世界大戦のときの飛行機たち
エノラ・ゲイ、結構デカイです。怖いです。
夜間戦闘機「月光」
戦闘機「紫電改」。紫電改は川西航空機(今の新明和工業の前身)が製造していた飛行機です。私の地元である阪神間にかつて川西航空機の工場があり、古い地図などを見ると、なんとも言えない思いになります。
特攻のために使われた「桜花」。
紅の豚を思い出すような展示
天井にもたくさんの実機が。宮崎駿監督の映画「紅の豚」で、主人公ポルコ・ロッソが、戦死した仲間が空に向かって飛んで行くのを回想するシーンがありますが、それを思い出します。それぞれの機体にパイロットが乗っているみたい。
会いたかったよ!コンコルド!
そして、これが見たかった!コンコルド!エールフランスのもの(F-BVFA)です。うつくしー。中には入れません。ちなみにシアトルのコンコルドは入れましたし、ニューヨークもタイミングが良ければ入れそうでした。
正面上から見ると、イカ風。いや、クリオネかな。
スペースシャトルもあります
他の目玉展示として、スペースシャトル・ディスカバリーもあります。宇宙に行って帰ってきた、実際の機体です。存在感ハンパなく。
表面が痛々しい、、、。
私はそこまで宇宙に興味はないのですが、ディスカバリーの展示室で一番食いついたのがコレ!R2D2のポスト!実際に使われていたみたいですね。かわいい!
ワシントンDCに戻って少し観光
ウドバーハジーセンターを満喫してDC中心部に戻り、あまり時間がなかったもので、気になっていた公文書館に行ってみました。
独立宣言書の原本を見に
この公文書館に何があるかというと、あの独立宣言書の原本があるのです!
たぶん写真撮影不可だったと思うのですが、写真は撮っていません。立派なガラスケースにうやうやしく入っていました。ミュージアムショップには独立宣言書のレプリカが売っていましたので、お土産に良いかもです。
この公文書館からホワイトハウスは徒歩で行けますので、セットで観光をしてみてはいかがでしょうか。
旅録はセントマーチン島編へ続きます。