あまりお出かけできず、旅ネタも少なくしばらくブログを更新できていなかったのですが、ゆるゆると再開です。2021年のまだ暑かったころ、青森に行ってまいりました。今回はジブリ映画『借りぐらしのアリエッティ』の舞台になったとも言われる、盛美園のお話です。
盛美園とは
盛美園(せいびえん)は、「盛美館」という明治41年(1908年)に建てられた、1階が純和風、2階が洋風の歴史的建築物と、庭園から成る国指定名勝です。鎌倉時代から続く清藤(せいとう)家の24代・清藤盛美さんがお庭を、25代・清藤辨吉さんが洋館を建てたそうです。今も子孫の方々が守られているとのこと。写真撮影はできませんが、御宝殿という清藤家の位牌銅もあります。
アクセス
JR弘前駅から車で15分くらい、弘南鉄道の津軽尾上駅から徒歩10分くらいです。私たちは青森駅付近に滞在していたので、車で行きました。盛美園の駐車場は広くて無料ですので、車が便利かなと思います。
地図はこちら。
営業時間・料金
冬は短めの営業ですが、料金もお安くなりますね。
- 4月中旬~9月末 9:00~17:00(17:00閉園)
- 10月~11月中旬 9:00~16:30(16:30閉園)
- 11月中旬~4月中旬 10:00~15:00(冬季営業)
通常期間の料金
大人:500円
中・高校生:330円
小学生:220円
小学生未満:無料
冬季(11月中旬~4月上旬)の料金
大人:250円
中・高校生:170円
小学生:110円
小学生未満:無料
こんなところ
さて、見学行ってみましょう。
駐車場からすぐには盛美園自体は見えず、まずは大きな看板がお出迎え。絶対迷わないです。この先に見学料を支払う入り口があります。
ちょっとした売店を抜けると、どどん!と。
確かにアリエッティっぽい!玄関ぽいところではなく、写真に見えている縁側から靴を脱いでお邪魔します。
中は展示コーナー。ジオラマ的なものがありました。屋根青い・・・
見学できる範囲は限られているのですが、当時のお風呂が残されていたり
お手洗いも。以前、近江商人のお宅をテレビで見たことがありますが、そちらにもこんな陶器のスリッパがついたお手洗いがあった気が。
2階の洋間へは上がれないようでした。
庭園も見学
盛美館ももちろん素晴らしいのですが、やはり庭園込みの盛美園ですね。ぜひお庭もぐるっと散策することをおすすめします。
池の反対側から見た様子はこんな感じ。美しい。
盛美館の縁側から庭の方を向いて座ると、とても心地よい風が吹いてくるのですが(このときは7月)、うまく風が流れてくるように庭の形も設計されているのだとか。なんとも素敵な仕掛けです。
宮崎駿監督の足跡
一通り見学を終えて、売店を通り抜けて帰ろうとしたところ、こんなものが!
おお!ポニョの頭に盛美館!かわいい~
ジブリ映画の舞台と言われるところはたくさんあるのですが、やはりオフィシャルサイトに載っているので、納得感がありますね。
行ってみて
青森で数時間空いてしまい盛美園へ行ったのですが、思いの外楽しむことができました。建築好きな方も庭園好きな方も、ジブリファンの方も楽しめるスポットだと思います。冬は雪が積もるようですし、また趣も違って良さそうですね。