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オーストリアとハンガリー旅【8】ワインと温泉のエゲル編

2016-2017年末年始、オーストリアとハンガリー旅、ワインと温泉のエゲル編。ブダペスト市内から離れて、郊外のエゲルという町へ行ってきました。

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いざエゲルへ

エゲルという町はワインと温泉で有名です。ブダペスト市内からエゲルまでは車で2時間くらい。電車でも直行で2時間くらいのようですね。ブダペストの中心部を離れると、広大な平原が続きます。場所はこのあたり。

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現地ツアー会社に依頼

今回はエゲルの中心部から少し離れた「エゲルサローク」という石灰棚まで行きたかったので、送迎・ガイド付きのブダペスト発着ツアーをお願いしました。エゲルの中心部だけれあれば、自力で行けると思います。お願いしたのが、こちらの会社。

RAPSZODIAハンガリー旅行・ブダペスト観光・現地オプショナルツアー

会社案内のページに登場されている、代表のシャーンドルさんが案内してくれました。日本語ペラペラです。事前に日本からメールで予約をしていたのですがレスポンスもとても早かったです。

まずは「エゲルサローク」

まずはじめに、エゲルの中心部から車で30分くらいの「エゲルサローク」へ。このあたりは温泉地で、リゾートホテルも何軒かあるようです。なぜここに来たかというと、石灰棚が見たかったからなんです。これこれ。

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温泉が湧いているので、湯気がもくもくです。

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この時は葉っぱが溜まっていて、正直あんまりキレイではなかったです(悲)。もう少し規模が大きければ、水が溜まって青くてキレイなんでしょうけど。まあ、石灰棚スタンプラリーの一つということで。。近寄れる所もありますが、中には入れません。残念。

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他に石灰棚で有名なところは、トルコのパムッカレ中国の黄龍などがあります。この2ヶ所は訪問済なので、また書こうかな。。

石灰棚が作られる過程は、鍾乳洞ができるのと似ているようです(と、私は理解しています。専門家の方、違っていたらすみません)。石灰を多く含む水が流れてきて、長い年月をかけてちょっとずつ石灰分が堆積して棚田のようになります。鍾乳洞は日本にもたくさんありますが、石灰棚が屋外に出ているところは世界的にも少なく、他にはラオスのルアンパバーンにある滝「タートクアンシー」イタリアのサトゥルニア温泉クロアチアのクルカ国立公園などでしょうか。このへんはまだ行ったことがないので、近々行きたいなー。さて、スタンプを押したところで、エゲルの中心部へ向かいます。

エゲルの市内観光

エゲルは歴史ある建物がたくさん

町の中心部には立派な教会があります。

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内部の装飾も美しい。

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エゲルは過去にオスマントルコに支配された歴史があり、イスラム教のモスクにあるミナレットが残っています。向こうの方にある細い建物がミナレット。

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私は登っていませんが、上に登れるようです。

エゲル城からは町が一望できます

広場などがある中心部から歩いて10分くらいのところに「エゲル城」があります。『城』とついていますが王族が住んでいた訳ではなくオスマントルコに対抗した要塞のように使わていたようです。

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入場料を払って10分ほど歩いて中に入ると、町が一望できるところに出ます。

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お天気も良く、キレイな眺めでした。このときは城内で昔の衣装や武器などを展示していました。

ランチは人気店で

今回は旅行会社でアレンジしてもらったので、お昼ごはんの選択肢はなかったのですが
とても人気らしいお店に連れて行ってもらいました。こちらのお店。

www.tripadvisor.jp

お料理はこんな感じでした

スープ・メイン・デザートのコースです。まずはスープ、、なのですが、何の味だっけな?忘れてしまいました・・。結構複雑な味で、ベリーが乗っています。

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続いてスズキのグリル

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ふっくらとした焼き上がりで、クリーミーなソースが美味しかったです。付け合せのロマネスコなどの野菜も良い感じ。そしてデザートはレモンのタルト

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酸っぱい系のデザートが好きなので、そんなに甘くないこのレモンタルトはかなり好みでした。ごちそうさまでした。

ちなみにこのお店、ほとんどの席に『予約』札が置かれていて、私が食事をしている間も予約をしていないお客さんが何組も断られていました。人気なんですねー

目的その2、ワイナリーへ

エゲルに来たもう一つの目的、ワイナリー巡りです。

ワイナリー1軒目

まず1軒目はエゲルの中心部から歩いて行けるこちら。

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店の奥にある貯蔵庫や展示スペースも見学させてもらえます。樽がズラリ。

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瓶もたくさん。

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展示スペースに、こんなカワイイ樽が!

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色違いも!

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この樽、我が家にも欲しい!と思いながら、お待ちかねの試飲タイム。白2種、赤2種をいただきます。

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試飲スペースもオシャレ。

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私は白の辛口が好きなのですが、エゲルといえば「エグリ・ビカヴェール」という赤ワインが有名なので、それもいただきました。このワインの名前は『雄牛の血』という意味。昔、トルコ軍とエゲルの軍が戦ったときに、エゲルの兵士が飲んでいた赤ワインが服などについて、トルコの兵士が「雄牛の血を飲んでいる!」と勘違いしたことからこの名前がついたそうです。

いろいろなワイナリーで「エグリ・ビカヴェール」は作られています。

もう一つのワイナリーへ。その名も『美女の谷』

エゲル市内から車で少し走って、ワイナリーが密集している地域へ向かいます。その名も『美女の谷』。名前の由来はいろいろあるようですが・・。小さいエリアでこんな雰囲気。

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全部で40以上のワイナリーがあったと思います。真冬なので人がほとんどいません。一応開いてますけど。夏はテラスでワインを飲む人で賑わうそうです。夏にまた来たいなー。入ったのはこちら。

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中はこんな感じで、洞窟に作られたバーのようになっています。実際に山を掘り進んで作られているそうで、カウンターの奥にワインセラーが続いています。

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もちろん試飲。

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こちらは有料の試飲です。ツアー料金に含まれていたのですが、かなり安い試飲だと思います。かなりお手頃な価格で購入もできます。瓶でもポリタンクでもOK。

エゲルまとめ

ブダペスト市内からエゲルまで片道2時間くらいかかりますが、日帰りできますのでおすすめのショートトリップです。ワイン好きの方には特におすすめ。美女の谷だけを目的地にして、ワイナリーをハシゴして飲むのも良さそうです。