フランス・パリから日帰りで行けるシャンティイ城。あるテレビCMを見て何年も前から行きたかったのですが、ようやく念願が叶い、訪れることができました。
シャンティイ城とは
14世紀ころから城が造られ始めたようですが、現在の姿にしたのはフランス最後の王であるルイ・フィリップの息子、オーマル公 アンリ・ドルレアン。城の改築だけではなく、膨大な絵画や写本などをコレクションしていました。城とコレクションは1886 年にオーマル公がフランス学士院に寄贈しましたが、現在も当時の姿のまま見学することができます。
最寄り駅までのアクセス・営業時間など基本情報
パリ北駅からSNCFで25分程度、RERでも45分ほどです。駅名は「Chantilly Gouvieux」ですので、Googleマップなどで検索をすれば経路が出てきます。
- 営業時間 10:00~18:00(季節によって変わります)
- 定休日 火曜
- チケット 大人18ユーロ(厩舎なども入れます)
祝日も営業しています。我が家は1月1日に行きましたが、絶賛営業中でした。
また、SNCFの往復切符と入場チケットがセットになったものもあり、私たちもこちらを利用しました。ネットで完結するので、とても便利でした。
料金や営業時間などは変更になる可能性がありますので、公式サイトでご確認ください。
駅からはバスで
Chantilly Gouvieux駅からは、公式サイトによると徒歩25分、タクシー5分となっています。週末と祝日は無料バスが出ており、私たちが駅についたときにちょうどバスが待っていたので、タイミング良く乗ることができました。バス停はこんな感じで、ちょっとしたロータリーという雰囲気。
時刻表も貼られていました。
3種類(運行会社が違う?)のバスがあるようです。公式サイトには平日のスケジュールも出ていましたので、行かれる前にご確認ください・・。
城の最寄りバス停でほとんどの観光客が降りますので、だいたいついて行けば城につきます。
入城
素敵な門がお出迎え。
チケットオフィスで予約時のバーコードを提示すると、入場券をもらえます。
特に順路も何もなく、結構どこからでも出入りできるため、迷います。
とりあえず大きな入口から入ってみます。まだクリスマス仕様でした。
豪華なテーブルセットや
貴重書が並ぶ図書室。
城全体が美術館になっているのですが、とても見応えがあります。
レンブラントのコーナー
レンブラントの作品が並びます。
ヨーロッパの城によくある再現部屋。
神社の鳥居が描かれた、日本風の棚。素敵。
美術品だけではなく、ちょっとした窓も美しい。
天井画も素敵すぎる。クリスマスの飾りがなかったら、もう少しシンプルでキレイなのかも。このシーンは件のテレビCMにも出てくる場所と思われます。
こんなに美しいタイルの床も。
どこから見ても美しすぎる城
城内と美術品の見学もそこそこに、お庭へ出てみます。広い!暑い季節の方が良さそうですね・・。
裏手にまわると、池越しに城を見ることができます。
この青い時計が印象的です。
庭の手入れも行き届いています。
ちょっと離れた森っぽいところからも城が見えます。はあ、美しい。
厩舎へ
城を満喫した後は、厩舎へ向かいます。バス停や駅の方向と同じですので、城を見てから厩舎を見学するのが良いルートだと思います。厩舎もまた荘厳。
立派なオリの中のお馬さん
ちょっと小さいお馬さん
ロバさんも。かわいい
馬が披露?されるところ・・かしら。
じっくり満喫できました。
帰りは徒歩30分かけて駅へ
見学後、駅までのバスの時刻がうまく合わず、徒歩で駅へ向かうことにしました。こんな何もないところも歩きます。
GPSがあると安心です。駅までざっと30分はかかりました。
行ってみて
何年も前から行きたかったシャンティイ城。真冬の曇天でしたが、期待通りの美しさでした。パリから余裕で日帰りで行けますので、本当におすすめです。小さいお子さんや高齢の方は、駅から城までのアクセスを確保しておく方が良いかもしれません。