年末年始の休暇が近づいてきましたね。海外へ行かれる方も多いのではないでしょうか。我が家はアメリカに行く予定ですので、渡航に必要なESTAを先日申請しました。実際の画像と記入例をまとめてみましたので、これから申請される方のご参考になれば。(申請は2017年11月現在の情報。2018年1月更新)
- ESTAの概要
- 申請に必要なもの
- 気になる費用は?
- 申請作業の時間、入力完了から承認されるまでの時間は?
- ESTAの有効期限は?
- さて、申請してみましょう。【1】まずはグループを登録
- 【2】続いて個別の情報を入力
- 【3】まとめて支払い
- 【4】申請状況の確認
- 最後に
ESTAの概要
アメリカ(ハワイ含む)に入国または通過する際、事前に登録しておくのが「ESTA」。日本など資格のある国民がビザを取得せずに、90日以下の商用または観光目的の滞在のために渡米できる制度です。2009年から必須化されました。
ESTAは渡米の3日(72時間)前までに登録しておくことが推奨されています。万が一承認されなかった場合はビザの申請が必要ですので、早めに手続きされることをお薦めします。
以下、私の経験に基づいてまとめた内容です。詳しくはESTA公式サイトのよくある質問などもご確認ください。
申請に必要なもの
ESTAの申請に必要なものは以下の通りです。
・パスポート(帰国まで有効なもの、できれば入国時に90日以上残っているもの)
・クレジットカード(VISA、Master、JCB、AMEXなど)
・登録用のメールアドレス
・滞在先の住所(決まっていれば)
気になる費用は?
公式サイトから自分で申請すれば、費用は一人14ドル(約1,500円)です。旅行代理店などでも代行をしてくれますが、手数料がかかるのが一般的です。ちなみにJTBでは14ドルに加えて手数料が一人4,320円かかるそうです!高い!
以前友人がESTAを申請した際、公式サイトと思っていたら代行サイトで手続きをしてしまったらしく、「余計な手数料とられたわ!」と怒っていました。。
申請作業の時間、入力完了から承認されるまでの時間は?
私たちは夫婦2人分の入力で約30分かかりました。後述しますが、結構入力箇所が多いです。しかもパスポート番号などは間違えられないので、ゆっくり確認しながら行ったため、それなりに時間がかかりました。
すべて入力してからすぐにメールでお知らせが届き、その10分後くらいにログインしてみると、無事承認されていました。申請開始から承認まで1時間くらいで終了したことになりますね。早い!
ESTAの有効期限は?
有効期限は承認後2年間です。期限が30日を切るとちゃんとメールが届きます。こんな内容です。
ESTA Expiration Warning
ATTENTION! The travel authorization submitted on November 23, 2015 via ESTA will expire within the next 30 days. It is not possible to extend or renew a current ESTA travel authorization. You will need to apply for a new ESTA travel authorization. Please reapply at https://esta.cbp.dhs.gov if travel to the United States is intended in the near future. If there are 30 or more days left on the old authorization you will receive a warning message during the application and be asked if you wish to proceed.
Warningとか書いてあったので驚きましたが、前回申請した2015年11月からちょうど2年経過して、期限が切れますよ~という内容でした。
ちなみに、パスポートの期限が2年を切っている場合は、パスポートの期限がESTAの期限となります。
さて、申請してみましょう。【1】まずはグループを登録
申請は必ず公式サイトから行います。
https://esta.cbp.dhs.gov/esta/application.html?execution=e1s1
心配な方は在日米国大使館・領事館のサイトにもリンクがありますので、そちらからどうぞ
トップ画面が英語表記になっている場合は日本語に変えることもできます。
まずは「新規の申請」をクリック。
家族全員分など、複数の人数を同時に申請してまとめて料金を支払う場合は「グループによる申請」とクリックします。一人だけなら「個人による申請」でOKです。
『セキュリティに関する通告』という画面がポップアップで出てきますので「確認&続行」をクリックして進みます。
まずはグループの代表者を登録します。氏名・生年月日・メールアドレスを入力。「組織」の部分は空欄でOKです。
これでグループの代表者が登録されました。
【2】続いて個別の情報を入力
続いて個別の情報を入力していきます。グループ登録が完了した際に表示される『グループID』は後でメールでも届きますが、念のためにメモしておきます。「新規の申請者を追加」をクリック。
次に免責事項が出てきますので、内容を確認。「はい」にしないと進めないです。
また確認事項です。お金徴収しますよ、などの内容ですね。
ここから個人情報の入力です。パスポート情報と一致するように入力します。
生年月日なども順に入力していきます。日本国籍で、パスポートも日本で発行した場合の記入例です。
国家身分証明書などを発行されたことがなければ「いいえ」
連絡先情報は住所ですね。日本なら日本の住所。電話番号は携帯でもOKですが、はじめの「0」は外して入力します。
勤務先がある場合は入力します。役職や電話番号は空欄でもOKです。スクショを撮り忘れたのですが、両親の名前を聞いてくる画面もあります。亡くなっていても書く必要があるようですが「UNKNOWN」でも通るようです。
「次へ」をクリックすると、渡航先での情報を聞かれます。今回我が家は乗り継ぎではなくアメリカに滞在しますので、一番上の選択肢は「いいえ」。それ以外は滞在予定のホテルなどを入力します。複数のホテルに滞在する場合でも、どこか一箇所で良いです。(というか、一箇所しか入力できない)
続いて、『米国内および米国以外の緊急連絡先情報』です。日本の実家などが適切かと。我が家は「UNKNOWN」でも通りました。入国の時に何か聞かれるかな?(※2018年1月追記:2017年12月にアメリカに入国した際、ESTAの登録情報については何も聞かれませんでした)
入力が完了したら「確認&続行」で進めます。
次に『適格性に関する質問』が出てきます。内容をしっかり確認して選択していきますが、基本的にすべて「いいえ」になると思います。うっかり間違えて「はい」を選択したところ、ポップアップで何か出てきました。危ない危ない。
画面を進めて、確認画面をチェックしたら一段落!
とりあえず一人分の登録が完了しました。追加で申請する場合は、ここまでの作業をひたすら繰り返します。
【3】まとめて支払い
家族全員分の登録が完了したら、まとめて料金を支払います。免責事項の箇所にチェックを入れて「今すぐ支払う」をクリック。11/19に申請の手続きをしたのですが、支払手続きの期限は1週間後の11/26になっていました。
私はクレジットカードで払いました。
必要事項を入力して続行します。
支払いが完了すると、こんな画面がでます。保留中・・・
【4】申請状況の確認
一通り申請の手続きが終わったら、いつ承認されるか気になりますね。状況確認も公式サイトからできます。
申請時と同様、公式サイトのトップページから「既存の申請内容」をクリックします。
グループ申請の状況確認をクリック
セキュリティに関する通告は「確認&続行」
申請の際にメモしておいたorメールで届いたグループID他、代表者の氏名やメールアドレスを入力します。
領収書の画面が表示され、その中に「申請状況」も入っています。無事承認されていますね。
上段は私の申請で有効期限は2年。一般的にはこうなると思います。一方、下段は相方の申請ですがパスポートの期限が2年以内に切れてしまうので、ESTAもパスポートと同じ期限になっています。
画面を下にスクロールすると、こんな表示が。
楽しいご旅行を。米国訪問を歓迎します。
なんだか嬉しいですね。
最後に
私自身、ESTA導入後に何度か渡米していますが、入国時にESTAの認証番号などを求められたことはありません。ただ何かあっても困るので、念のためにESTAの認証画面は印刷して持って行っています。
公式サイトのよくある質問には
渡米の際にESTA渡航認証のコピーを提示する必要はありませんが、渡航認証を印刷することをお勧めします。ESTA渡航認証に記載されている申請番号はESTAの更新または状況確認の際に必要です。
とありますし。
渡航書類や申請関係は変更になる可能性もありますので、ご自身で公式サイトをご確認の上、手続きを進めてくださいね。
楽しいご旅行を。