2018-2019の年末年始はロンドンとダブリンに行くことになったので、ANAマイルを使ってルフトハンザのビジネスクラス、2人分を発券してみました。ファミリーマイルの制度も使って、貯めたマイル大放出です。
マイルを有効に使う
貯めたマイルは各種電子マネーなどにも交換できるのですが、やっぱり特典航空券に交換するのが1マイルの価値が高くなると思います。国際線、それもビジネスクラスの価値は抜群です。
マイルの価値?国内線の場合
たとえば国内線の場合、12,000円で買える航空券を6,000マイルで予約した場合、1マイルの価値は2円です。国内線ではだいたい2円以上の価値で使いたいところ。早く予約できて、航空券自体が安い場合は、特典航空券で予約するのはもったいないかもしれません。
マイルの価値?国際線の場合
一方国際線は、購入する時期にもよりますが、航空券代が国内線に比べて高いです。それをマイルで支払うことができれば、とっても価値が上がります。
ちなみにANAの国際線で必要なマイルは、日本発着の代表的な行き先でビジネスクラスなら以下のとおり。
L | R | H | |
ソウル | 25,000 | 30,000 | 33,000 |
台北 | 35,000 | 40,000 | 43,000 |
シンガポール | 55,000 | 60,000 | 63,000 |
ホノルル | 60,000 | 65,000 | 68,000 |
北米 | 75,000 | 85,000 | 90,000 |
ヨーロッパ | 80,000 | 90,000 | 95,000 |
シドニー | 65,000 | 75,000 | 80,000 |
L(ローシーズン)、R(レギュラーシーズン)、H(ハイシーズン)の指定日は路線によって多少異なりますが、日本のピーク期がだいたいハイシーズンです。年末年始とかゴールデンウィークとかお盆とか。
ハイシーズンである夏休みにビジネスクラスでパリに行こうとすると、95,000マイル必要です。4/20日現在、ANAの公式サイトで検索すると、東京~パリのビジネスクラスは安いチケットでも879,900円もします。つまりマイルの価値は9.26円。国内線に比べてかなりの価値を持ちます。
こんな数字を見ると、どうせなら欧米路線のビジネスクラスを目標にマイルを貯めたくなりますよね。
念願の2人分をビジネスで発券してみた
ものすごくマイルを貯めていらっしゃる諸先輩方は国際線のビジネスクラス特典航空券なんて、しょっちゅう発券されていると思うのですが、私は人生で2度目です。1度目は6年くらい前。デルタのマイルでエールフランスのビジネスクラスを発券しました。このときもロンドン行きだった気が。
そして今回は、年末年始に2人分のビジネスクラスを発券してみました。
355日前からの争奪戦
ANAのマイルを使った国際線の特典航空券は、355日前から予約受付を開始します。ダイヤモンドメンバー様なら特典航空券の先行予約があるのですが、この制度も2018年6月30日で終了します。と言っても私はダイヤモンド様ではなくプラチナなので、どっちにしても恩恵にはあずかれないのですが。
我が家は普通のサラリーマン家庭ですので、夫婦揃って長期の旅行に行けるのは基本的にピーク期のみです。とにかく欧米の長距離便をとりたかったので、2人で19万マイル貯めることがここ1年くらいの目標でした。
そして、無事貯まるメドがついたので、年末年始に欧米路線を予約しようと思い、355日前の年明け早々からチェックし始めました。
何日前かの計算は、このサイトが便利です。
やっぱりANAの特典航空券は取りにくい?
ANAの特典航空券は予約しづらいと言われます。各便の特典航空券枠は決まっているようですが、詳細な席数は公開されていません。実際に355日前から見ていても、ピーク期のANA便は空席待ちになることが多くありました。
ちなみに、これを書いている4/20現在、年末年始のピーク期に東京~ロンドンの空き具合を見ても、ANAの直行便は空席待ちになっています。
ちょっと日程を変更しても、だいたい空席待ちですorz
私の会員番号でログインしていますので、プラチナステータスで見ている状態ですが、空席待ちのオンパレードです。
一応、相方の平スーパーフライヤーズではこんな感じ。
プラチナとSFCは同じくらいの威力みたいなので、結果は同じなんですかね。。
一般会員よりはプラチナの方がパワフルなのですが、それでもこの有様です。特典航空券って予約しづらい。。
マメに見れば空きが!
と、年明けからちょいちょいチェックしていたのですが、4月に入ってスターアライアンスの提携航空会社で、結構良いスケジュールの空席が出始めたんです!(私が見落としていただけなのか?)
我が家は関西在住ですので、ANAの欧州直行便を取ると結局東京経由になりますので、乗り継ぎが発生します。であれば、関空から出国してどこかで乗り継いでもそんなに所要時間は変わりません。
ANA便にこだわりたい方は355日前からの争奪戦に参加いただければ良いですが、提携航空会社でもOKな方は、結構簡単に予約できるかもしれません。
貯めたマイル大放出
ということで、ANAの直行便ではなくルフトハンザで予約をすることに決めました。
私が一人で持っていたマイル数
予約した時点で私が持っていたマイルは183,434マイル。
年末年始のハイシーズンで、ビジネスクラス・ロンドン便を予約するには2人で19万マイル必要です。そう、ちょっと足りない・・。もう少し待てばマイルが入る見込みがありましたので待っても良かったのですが、その間にチケットが無くなっても嫌だな・・と考えた結果、ANAカードファミリーマイルという制度を使って相方のマイルも拝借することにしました。
ファミリーマイルって?
ANAカードファミリーマイルは、家族がそれぞれ貯めたマイルを、特典に交換する際に、必要なマイル数のみをあわせてご利用いただけるANAカード個人会員限定のサービスです。ひとりのマイルでは特典に届かなくても、家族みんなのマイルを必要な分だけ足し合わせることで、マイレージライフの楽しみが広がります。
※ANAカードとは、カード券面に「ANACARD」と記載されているカードを指します。
(ANAのWebサイトから引用)
家族みんなのマイルを足して、マイレージライフの楽しみが広がる!
素敵な制度です。
ファミリーマイルの登録資格・条件、手続き
ファミリーマイルの登録資格・条件は以下の通りです。
・日本在住で生計を同一にしていること
・ANAカード(クレジットカード)持っていること
・家族の範囲は一親等以内(本人、配偶者、親、子、子の配偶者)
手続き自体は簡単で、プライム会員と呼ばれる親会員を設定し、ファミリー会員となる子会員を決めて、プライム会員が登録手続きを行います。
ただし、プライム会員はANAカードをメインカードとして設定する必要があります。私は違うカードをメインカードにしていたので、その変更やら前のメインカードの番号で予約していた航空券の番号変更やらで、ちょっとめんどくさかったのですが・・
ファミリー会員がプライム会員のANAカード家族会員のみの場合、Webサイトから手続きをしてすぐに利用ができます。我が家もそのタイプです。
具体的には
私:ANA VISAワイドゴールドカードを所持
夫:私のANA VISAワイドゴールドカードの家族会員
という感じです。
家族会員ではない場合は、参加申込書や確認書類(保険証のコピーや住民票)を郵送する必要があり、2週間くらいかかるそうです。ちょっと面倒ですね。
詳しくはこちらをご覧ください。
手続きが完了したら
ファミリーマイルの手続が完了したら、登録した家族のマイルを合算した数字が表示されます。
ファミリーマイルと特典利用者登録は別モノです
ANAのマイルには、貯めた本人以外の家族も特典航空券を利用できる「特典利用者登録」という制度もあります。さきほどのファミリーマイルと似ていますが、ちょっと違うんですね。
特典利用者登録は、1人が貯めたマイルを使って家族が特典航空券を使える制度です。範囲は2親等まで(本人、配偶者、親、子、兄弟、祖父母、孫)。
お父さんが貯めたマイルで家族全員の特典航空券を発券したいなら、事前に「特典利用者登録」をしておかないといけません。
家族で貯めたマイルをみんなで使う「ファミリーマイル」と似ているのでややこしいですね。
無事発券完了
ということで、無事発券できました。
当初はロンドンの単純往復で考えていたのですが、あまりに税金が高かったため帰りはアイルランドのダブリンから乗るオープンジョーにしました。アイルランドにも行ってみたかったんですよね。
このあたりの税金の話は、別記事でまとめてみようと思います。
座席はB747のアッパーデッキ最前列と
1F席の最前列・1Aとかを選択してみました。
完全にオノボリさんです。。
初ビジネスの相方のために
ピーク期の欧米路線でビジネスクラスを2人分発券するために、せっせとマイルを貯めてきて一気に使い切りました。今回相方は初ビジネスなので、なかなか楽しみにしてくれているようです。
19万マイルあれば、もっと色んなところに何回も行けるのですが、ここはビジネスを取りたくて奮発しました。マイルはまた頑張って貯めようと思います。