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スクート・関空~ホノルル搭乗記:約4万円で往復してきました。台風で12時間遅延だったけど・・

2018年8月後半にハワイに行ってきました。あまりリゾートには興味がないので、一生ハワイに行くことはないだろうと思っていたのですが、いろいろな事情が重なってLCCのスクートを利用して行くことに。ちょうど台風20号関空を沈没させた21号の一つ前)がきていて、往路は約12時間の遅延だったのですが、この遅延を除けば案外普通のフライトとなりました。

(※スクートは2019年5月で関空~ホノルル便から撤退しています)

スクート機体

スクートの関空~ホノルル便概要

関空からハワイ(ホノルル)へは、JALハワイアン航空デルタエアアジアスクートが直行便を出しています。そのうちエアアジアとスクートはLCCなので、セールなどもうまく使えば格安で行くことができるのです。

デイリー運航ではない

関空~ホノルルのスクート、毎日は運航していません関空発は月火木土の週4日運航。ホノルル発も月火木土(2018年10月30日~2019年3月31日は火金土だそうです)の運航です。

なので、自分のスケジュールというよりスクートさんのスケジュールに合わせて飛ばないといけないんです。仕方ない。

機材は新しい

LCCに初めて乗られる方は安全性は大丈夫なの?と思われるかもしれませんが、スクートも含めてLCC各社は比較的新しい機種を使っていることも多いです。関空~ホノルル便で使われているのはB787ANAが世界に先駆けて導入した機材としても有名ですね。

787安全のしおり

運賃が安いのはサービス面をカットしているからで、安全面をカットしている訳ではない(はず)です。

料金は?

スクートではよくセールを行っています。ほんとに片道数千円で海外に行けるんです。ただ、日程が合わなかったり売り切れていたりと、そんなに都合よくいかないのも事実です。で、今回私が予約した便の明細がこちら。

往路 22,800円
復路 6,206円
税金・手数料 9,674円
座席指定 1,920円
支払い手数料 1,600円
合計 42,200円

往路は2万円を超えましたが復路は6,000円台です。座席指定やら税金やらも入りますが(荷物を預けるとそれも有料ですが)4万円ちょっとでホノルルに行けるんです!夢のハワイが4万円。。もう夢じゃなくて現実です。

機内の様子

こんなに安かったら、機内の設備も安かろう悪かろうなんじゃないの?と思われるかもしれませんが、案外普通だったのでご紹介していきます。悪かろうの箇所もありましたけどね。

座席の仕様

機内の全景は撮影し忘れたのですが、座席はこんな感じ。往路は台風でキャンセルをした人も多かったのか、比較的空いていました。

スクート座席

当初指定した座席の前1列が全部空席でした。離陸前にCAさんに声をかけて、離陸後に座席を代わっていいか確認したところ、OK!とのことだったので、3席を独占できました。横向きに足を伸ばせてラッキー!

広さはこれくらい。私は身長160cmちょいなのですが、そんなに狭くは感じませんでした。

スクート座席広さ

もちろんモニターなんて贅沢なものはありません。

モニターはない

肘掛け部分にスイッチが集中しているので、気づいたら読書灯が点灯していたり、無意識にCAさんを呼び出してしまうので要注意。

肘掛け

機内で有料のもの

LCCはだいたいそうですが、機内食やドリンク、WiFiや電源もすべて有料です。通貨はシンガポールドルですがクレジットカードなども利用可能なようでした。ドリンクがこちら。300円ちょっとかな。

ドリンクメニュー

食事はこんな感じ。1,000円くらいします。

食事メニュー

何かの記事で、航空会社の機内食のコストはエコノミーで500円とか1,000円とか見たことがあります。利益なども考えると、スクートの機内食もすんごい安いコストなんでしょうね・・。私は注文せずでした。

一番人気そうだったのが、こちらのカップラーメンたち。

カップラーメン

一人が食べ始めると、その匂いにつられて、あちこちでカップラーメンを食べるズズズーという音が響いていました。カップラーメンの連鎖。。匂いが充満していました・・。まあ、一番お手頃な値段なんでね・・。

電源WiFiの料金がこちら。電源代400円か・・。

電源の料金

飲食物は持ち込みできるのか?

持ち込みについては、結論から言うと大丈夫でした。私も少し持ち込みました。WiFiの値段が書いてある上記画像の一番下に「持込によるお食事はお断りしています」とありますが、他にも結構持ち込んでいる人がいました。

注意され具合はCAさんによるみたいです。CAさんがウロウロしているときに、何かをバリバリ食べている人は注意されてましたが、離陸時にCAさんも座っているときなら何を食べてもわかりません。また、絶対持ち込んだやろ!というようなペットボトルも、着陸前にCAさんがガンガン回収していました。ただ、あくまで自己責任でお願いします・・

機内の温度

LCCは有料の毛布を売りつけるために機内の温度を下げているんじゃないか説もありますが、今回のスクートもそれなりに寒かったです。半袖の方もいましたが、女性は長袖の方が良いかな・・と思います。私は長袖のパーカーを着てストールを膝に掛けていました。どうしても寒い方はブランケットなどのセットを購入されても良いかもです。

CAさんたち

シンガポールのCAさんが中心なんだと思いますが、日本人のCAさんも1人くらいいらっしゃいました。JALANAみたいに日本語が常に通じる訳ではないので、多少英語ができると安心です。対応は至って普通。スタイルが良くないと着られない素敵な制服を身にまとい、皆さんにこやかに対応されていました。

良くなかったこと

B787で新しい機材なんだと思いますが、これはちょっとどうなんだ?!と思ったことが一つ。それはお手洗いのフタです。往復で合計4箇所のお手洗いを使いましたが、そのうち3つのお手洗いでフタを上げてもフタが止まってくれないんです!フタを開けて座るとフタが倒れてくるっていう・・。亀の甲羅を背負うような感じですかね・・。あれはちょっとどうにかしてほしい。

関空~ホノルル、スクートを利用してみて

往路は台風で大変な目に遭いましたが、復路は定刻でしたし4万円くらいでこの距離を飛べれば全然アリだと思いました。もう1回利用するか?と聞かれれば、条件付きでYESです。

事情があってまたハワイには行かないといけないのですが、マイルでホノルル便が取れなければスクートかエアアジアでも良いかなーとも思ったりします。

航空券代を抑えられれば、ちょっと良いホテルに宿泊することもできますので、選択肢としては良いのではないでしょうか。