いよいよお盆。この期間もお仕事という方もいらっしゃると思いますが、お休みの方も多いと思います。海外に行かれる方におすすめしたいのが、外務省のたびレジ登録。現地でいざというときに日本語で緊急情報が受け取れます。ネットでサクッとできますので、これから出発の方、ぜひ登録を。登録者数が増えたら、ケンコバさんの役職が上がるらしいですよ。
成田の出国ピークは過去最多
成田空港が発表した2018年夏季国際線旅客統計によると、8月10日(金)~8月19日(日)に成田空港の国際線を利用する出国旅客数(海外旅行者数)は、前年から7.8%増えて、50万4,000人になる見込みだそうです。
ピークは8月11日(土)で58,200人の予想!これは過去最多だとか。
新規就航や増便で輸送量が増加したことや、ハワイなどのリゾート、韓国などの近場が人気のようです。
景気が良いのはいいですが、盆暮れ正月に集中する日本の休暇制度、なんとかならないもんですかね。
たびレジとは
そんな海外に行かれる方のために外務省が運営しているのが、たびレジという制度。メールアドレスを登録しておけば、旅先で緊急情報があるときに、日本語のメッセージが受け取れるというものです。
もし海外旅行中にテロや災害が起きたとき、慣れない土地では不安でいっぱいになりますよね。そんなときに領事館などが情報を配信してくれるのです。
登録方法
登録はとっても簡単。Webサイトからメールアドレスを登録し、渡航先や期間を登録するだけです。
以前はパスポート情報なども登録していましたが、今は簡素化されていて数分でできる作業になっています。渡航直前に空港の待合スペースでもサクッとできると思いますよ。
実際に届くメール
我が家はこの夏、インドネシアに行く予定ですが、早速こんなメールが届きました。(役所特有の「、」ではなく「,」になっているのが気になりますが)
【広域情報】犠牲祭(イスラム教の祝日)期間に伴う注意喚起
●8月21日(火)から8月24日(金)頃までは,イスラム教の犠牲祭に当たります。
●大規模行事はテロ等の標的となり易いことに留意し,最新情報の入手に努めてください。情報収集には「たびレジ」を活用してください。詳細は以下のリンク先をご確認ください。
(PC)==> https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2018C126.html出発前には海外安全ホームページをチェック!
https://www.anzen.mofa.go.jp/このメールは在留届を提出した方と「たびレジ」に登録した方に、配信しています。
詳しくは外務省のWebサイトを見にいきます。
これ以外にも【危険レベルの継続】というメールも届いたりします。まだ行く前から【危険】と言われると、ちょっとビビりますね。けど、このビビるのが大切なんだと思います。浮かれて行くより注意して行った方が事件に巻き込まれる可能性は低くなる気もしますし。
アプリもあるけど非連動
たびレジはWeb上でログインして登録しますが、一応アプリもあります。ただこのアプリ、Webでの登録情報と連動していないみたいなんです。
アプリに一度登録した旅先は、自分で削除するまで残っていますし、Webで登録した情報はアプリには反映されないようです。危険情報なども外務省のサイトに飛ばされるだけです。
簡単な情報を見るくらいなら、手軽なアプリでも良いかもです。
ケンコバのキャンペーン
今年は芸人のケンドーコバヤシさんを起用して、キャンペーンをされています。
一応、河野外務大臣から大使を頼まれかけたケンコバさんが、「大使を名乗るにふさわしい実績をあげたい」と宣言し、まずは書記官になったそうです。7月初旬にちゃんと委嘱状の交付もされていたみたいですね。
7月~8月の間にたびレジ登録者が増えたりSNSでのリアクションなどが増えると、ケンコバさんの役職も上がっていくとのこと。具体的な数字は以下の通り。
- 0~ 書記官
- 15万~ 参事官
- 30万~ 公使
- 50万~ 大使
公使っていう役職、初めて知りました・・。これを書いている8月9日時点で約197,000、参事官だそうです。8月も半ばに入っていますので、公使はいけても大使は難しそうですね。
ケンコバさんはゴルゴ13とコラボした、外務省の海外安全対策マニュアルに声優として出ていますし、以前、アメトーークにマイルのネタで出られていたくらいなので、今回の起用になったのかなと。
こちらに加えて、SNSでは抽選で3名にケンコバさんのサイン入りグッズがあたるキャンペーンもされています。ファンの方はどうぞ。私は旅芸人では千原せいじさんの方が好きですが^^
とりあえず、登録を
たびレジに登録しているからといって、旅先で何かあったときに即解決につながる訳ではないと思いますが、緊急時にとても重要な情報を手に入れることができます。
もし渡航先の国で地震や噴火が起きても、自分のいる場所からどれくらい離れているのか、今後の旅程に影響するのか、ちゃんと帰国できるのかなど、ネットで調べただけでは正しい情報かよくわからないこともあると思います。そんな時に外務省や領事館から届く情報は、多少の安心材料になります。あとは、自分はその国に行っている予定です!と宣言しておくことも大切かと。
幸い私は今まで渡航先で災害やテロにあったことはありませんが(帰国して1週間後に地震とかテロというのはある)、今後もちゃんと登録しておこうと思います。
皆さま、良い旅を。