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S7航空・関空~ウラジオストク搭乗記。チケットによっては受託手荷物や座席指定も有料です

電子ビザの制度が始まり、渡航しやすくなった極東ロシア。関西空港からS7(エスセブン)航空を利用してウラジオストクに行ってきました。直行便で約2時間と、ホントにあっという間!座席指定や受託手荷物はLCCのように有料でしたので、機内の様子とあわせてご紹介します。

S7機体

S7航空とは

S7(エスセブン)航空はロシアの航空会社で、日本では関西空港の他に、成田空港にも就航しています。

JALと同じ航空連合ワンワールドに加盟。予約クラスによってはJALのマイルも貯まりますし、JALマイルを使ってS7航空の特典航空券を発券することもできます。

2019年8月1日から、シベリアで起きた森林火災復興のために名称を一時的に旧名である「シベリア航空」に変更しています。Webサイトを通じて購入された各チケットから100ルーブルを寄付し、100万本の木を植えるための資金が集まれば「S7航空」に戻すそうです。(※本記事内ではS7航空で統一します)

フルサービス?LCC

サービス内容は、JALANAのようなフルサービスキャリアのようでもあり、LCCのようでもあります。

料金は安い時期で関空発3万円台くらいから。LCCのソウル便ほど安い訳ではありません。ビジネスクラスの設定もあるようです。

ドリンクや軽食などの機内サービスはありますが、安いタイプの航空券を買うと受託手荷物は有料ですし、座席指定も有料です。このあたりはフルサービスキャリアとLCCの間のような感じですね。

オンラインチェックイン可能

S7航空では出発の30時間前からオンラインチェックインが可能です。ということでやってみました。S7航空の公式サイトの「Online Check-in」から進みます。

S7 Airlines | Buy air ticket online

苗字と予約番号を入れると、自分の予約内容が表示されます。右側のオレンジ色のボタンを押して次へ。

チェックイン画面

私は一番安いタイプの航空券を買っていたので、受託手荷物座席指定有料と表示されました。

手荷物は2,840ルーブル(約5,000円)から。高いですね!座席指定は350ルーブル(約600円)からです。

必要な場合はここで申し込んでください。手荷物は当日カウンターで申し込むより20%安いみたいです。

指定
私は荷物も少ないし、2時間くらいのフライトなので、席はどこでも良いや!と思い何も指定せず。

続いて座席が出ます。予め指定されているところなら無料ですが、それ以外はすべて有料でした。このときは426ルーブル(約750円)が最安。

座席

何も指定せずチェックイン完了。ほどなくして搭乗券のpdfがメールで届きました。

搭乗券

この搭乗券を印刷して持参すれば、カウンターに寄らず保安検査場へ直行です。受託手荷物がある場合はカウンターに寄ってください。

カウンターが空いていたらJALマイルを付けてもらおうかと思いましたが、大行列だったのでカウンターはスルーして、マイルは事後加算にしました。

持ち込み手荷物の大きさ・重さ

エコノミークラスの機内持ち込み手荷物は、次のサイズまでOKです。

サイズ:55cm×23cm×40cm以内

重さ:10kgまで

ビジネスクラスは重さが15kgまでOK。

変更になる可能性もありますので、最新の情報は公式サイトもご覧ください。

https://www.s7.ru/info/baggage.dot

関空ウラジオストク、搭乗記

関空での搭乗ゲートはかなり端でした。これ以上行けないくらいの端っこ。

搭乗ゲート

ちょっと時間があったので、カードラウンジ「金剛」で過ごします。各種ゴールドカード以上なら利用可能です。ワンワールドの上級会員ならJALサクララウンジが使えるんでしょうかね。

金剛

はじめは空いていたのですが・・

金剛室内

徐々に外国人の方やキッズが増えてきて落ち着かなくなってきたので、スマホだけ充電させてもらって退散しました。

さて、搭乗

この日は日本列島近辺に台風が3つも接近していましたが、定刻での出発となりました。この便はJALとの共同運航便です。

搭乗ゲート

ゲートのモニターで宣伝してました。ハスキー可愛い。

モニター

搭乗を待っていると私の名前を呼ぶアナウンスが!何かあったかしら?と思うと、オンラインチェックインをしてカウンターに寄らなかったので、ビザのチェックが終了していないとのこと。電子ビザのコピーを見せて、再度搭乗券が発行されました。

もしビザを持っていなかったら、乗せてもらえないんでしょうかね。

機種はA320でした。

安全のしおり

3-3の配列です。足元はこれくらい。

シート

まあ、こんなもんでしょうか。ちなみに復路のウラジオストク関空は、おそらくA320-neoで、ちょっと新しい機種でした。

neoの座席

復路のneoには電源がついていて、充電できるので助かります。往復ともにneoになってくれれば良いんですけど。シートポケットも上に付いているので、足元も少し広いですし。。

電源

機内サービス

2時間ほどのフライトですので、機内食というような立派なものは出ませんでしたが、ドリンクスナックのサービスがありました。

アルコールを頼んでいる人はいなかったようです。私はアップルジュースをチョイス。カップパステルカラーで可愛い。

往路ドリンク

スナックはシリアルを砂糖で固めたもの。歯にひっついて顎が疲れるやつです。

スナック

小腹が減ってたので、つい完食。復路の便も似た感じですね。

復路のスナック

台風の影響か、関空ウラジオストク便はとんでもなく揺れました。今までそれなりに飛行機には乗ってきたつもりですが、このフライトが初めての飛行機搭乗の人だったら、二度と飛行機には乗りたくないんじゃないかな・・と思うレベルです。

何度となく内臓が浮く感覚でしたが、私はこの浮遊感が結構好きなので普通に過ごしましたが・・。

ちなみに復路の関空ウラジオストクは平穏なフライトでした。

ウラジオストク到着

関空を17:15に出発し、ウラジオストクに着いたのが20時すぎ。意外とまだ明るく、夏のヨーロッパを感じました。到着後すぐに撮影した写真がこちら。

ウラジオストク空港

ウラジオストクも大雨だったのですが、天気が良ければもっと明るいのかな?と思います。

S7航空、乗ってみて

日本からウラジオストクへは、2020年からJALANAも直行便を就航させます。供給座席数が増えることにより、価格競争で航空券代が安くなれば、さらにウラジオストクへ行きやすくなるかもしれません。

日本からのフライト時間は2時間程度ですので、受託手荷物さえなければLCCの感覚で使えるS7航空は使い勝手が良いと思います。