ジャカルタのスカルノハッタ空港と市内間の移動について、いくつか選択肢はあるものの、結局はブルーバードタクシー一択だな、と感じた件です。
スカルノハッタ空港~市内の移動あれこれ
世界第4位の人口を抱えるインドネシアの首都ジャカルタ。その玄関口であるスカルノハッタ空港とジャカルタ市内間の移動方法はいくつかあります。
メーターのタクシー
空港からの移動の定番ですね。メーター制なので距離によって金額が変わりますが、行きたい場所へ直接連れて行ってもらえるのでとても楽です。ジャカルタではブルーバードタクシーというのが評判が良いようです。
空港鉄道
2017年にはスカルノハッタ空港と市内を結ぶ鉄道が開通したそうです。ルートは空港を出発し、ジャカルタ市内のSUDIRMAN BARU(BNI CITY)という駅に到着します。料金や出発時刻は公式サイトで検索できます。試しに空港からSUDIRMAN BARU駅まで検索してみました。
- 料金/片道7万ルピア(約560円)
- 所要時間/46分
- 営業時間/6:20始発、23:20終電
こちらの空港鉄道、ジャカルタ市内中心部で観光客が使えそうな駅はSUDIRMAN BARU(BNI CITY)くらい。宿泊の場所によっては、駅から更に移動が発生する可能性があります。とは言え渋滞の多いジャカルタで、定刻で動いてくれる乗り物は安心かもしれません。
空港バス(DAMRI)
DAMRIというエアポートバスがガンビル駅方面に運航しているそうです。空港のサイトによると
- 料金/4万ルピア(約320円)くらい
- 所要時間/市内まで40~80分
- 営業時間/5:00~24:00まで15~30分間隔
とのこと。かなり安いので時間に余裕のある方はバスも良いかもです。
定額チャータータクシー
他にも定額で目的地まで連れて行ってくれるチャーターのタクシーもあります。
空港で荷物を受け取り、到着ロビーに出ると「TAXI」と書かれたボードを持ってタクシーを手配するようなカウンターで客引きをしています。私たちは空港に着いたのが21時頃だったので、タクシーでホテルに行きたくてこのカウンターで料金を聞いてみました。
が、こちらのスタッフがあまりに信用ならなかったので、申し込みの書類を書きかけたのですが結局断りました。
カウンターのお姉さんと私のやりとりは以下の通りなので、参考になれば。
お姉さん(以下姉):料金は定額で市内まで30万ルピア(約2,400円)です。
私:まあこんなもんかな。じゃあお願いします。カードで払えるよね?
姉:カードOKOK。(何やら電卓で数字を入力し、無言で提示)「22.・・・・」
私:(ああ、22万ルピアにディスカウント?ラッキー)はいはい、これで。
姉:この紙に名前書いてね。(ここでお姉さん、金額を30万ルピアと書く)
私:あれ?22万じゃなかったの?
姉:いや、あれは米ドルだから。22ドルね。ルピアって数字の桁が多くてややこしいから。
私:何それ、米ドルって言ってなかったやん!(米ドル表示する方が混乱するやん!まあ金額ほぼ同じだしいいか)。カードで払えるよね。
姉:無理。現金だけ。現金ないならATM行ってきて。
というやりとりに不信感満点だったので、断った訳です。比較的遠い場所まで移動される方は、定額制の方が良いかもしれませんが、支払い方法、金額などはきちんと確認されることをおすすめします。
スカルノハッタ空港でのブルーバードタクシーの乗り方
ということで、定額チャーターのお姉さんにイライラしながら、ブルーバードタクシー乗り場へ向かいました。空港の建物を出ればタクシー乗り場の看板が出ていますし、人もたくさん待っているので乗り場はすぐに見つけられます。
車体はその名の通り青いです。こんな写真しかありませんが、ズラズラ並んでいるのがブルーバードタクシーです。ホテルにもたくさん待機していました。
まずは番号札をとる
評判通りブルーバードタクシーは人気のようで、まずはこんなサインの下にある機械で番号札を取ります。
機械の画面がこちら。
右側の青い文字がブルーバードタクシーのチケット。2335というのがおそらく今呼ばれている番号で、下の71は待っている人数だと思います。
「Print Ticket」を押すと、機械の下から番号札が印字されて出てきます。銀行の順番待ちのカードのようなイメージですね。
ちなみに左の白い文字は「non-BB」となっていますので、たぶんブルーバード以外でもOK!という方はこちらをどうぞ、ということかな。待っている人数、利用件数ともにブルーバードが圧倒的な人気なのがわかります。
出てきたチケットがこちら。ピントが合っていなくてすみません。
どれくらい待つのか
この時点で日曜日の22時前。70人くらいの待ち時間はどれくらいのものなのか?と思ってビクビクしていましたが、意外と早くて30分くらいで順番がまわってきました。
待合にはモニタが表示されていて、わかりやすいです。
椅子もたくさんありますので、座って待てるので苦にはなりませんでした。
蚊に数箇所刺されましたが・・
順番が近づいてきたら
スタッフが番号を読み上げますが、インドネシア語なので正直何を言っているかわかりません(悲)。モニタを見て自分の番号が近づいてきたら、乗り場近くで荷物と一緒に待機していた方が良いです。
いよいよ自分の番かな?と思ったら、札の番号をスタッフに見せると「この車」と指で指してくれますので、あとは乗り込むだけです。
空港から市内までの時間と料金
この日は日曜で、それも22時すぎということもあり比較的道は混んでいませんでした。空港からジャカルタ市内北部・コタの周辺まででスイスイ進んで約30分。あまりにあっさり到着したので、ちょっと驚いたくらいでした。
気になる料金ですが、高速料金やチップも含めて14万ルピア(約1,120円)。あの定額チャーターの半額以下です!もう、ブルーバードにして良かったー!というのが正直な感想です。
市内から空港までの時間と料金
反対にジャカルタ市内から空港へ向かうときもブルーバードを使ってみました。平日の17時ころでしたが、多少渋滞していたものの、コタ周辺から1時間かかりませんでしたし、料金はチップ込みで15万ルピア(約1,200円)と、往路とほぼ同じでした。
状況に応じて選択を
今回は往復ともにブルーバードタクシーを利用して、時間も料金も節約になったと思います。ツアーの方ならお迎えがあるでしょうし、ホテルの送迎をお願いされている方もいらっしゃると思います。
到着時間や利用人数、移動距離によってベストな手段はさまざまだと思いますが、ざっくり以下のような感じでしょうか。
- バス/時間はある!とにかく節約したい!という方
- 鉄道/到着した駅からの移動も自力で確保できる方、渋滞は避けたい方
- メータータクシー/2人以上で使う場合やあまり渋滞していな時間帯の利用
- 定額タクシー/3人以上でちょっと距離のある場所に行くとき
あくまで私見なので、状況に応じてうまく使い分けてください。。