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ハワイ島・標高4,200mのマウナケアでサンセット&満天の星!

ワイ島にある標高4,200mの山・マウナケアに登ってきました。といってもツアーでラクラク座っているだけで4,200m登頂です。お天気も良く、満天の星も堪能できて大満足でございました。

(※本記事の内容は2019年6月末のものです。2019年7月15日から望遠鏡設置工事のためアクセス道路が閉鎖されており、山頂には登れないようです。詳しくはツアー会社さん等にお問い合わせください)

星空

マウナケアとは

ワイ島にある山で「白い山」という意味だそうです。標高は4,200mもあり、冬には雪も降るとか。そしてここマウナケアの山頂は、晴天率の高さや物資が運びやすい山の形など、天体観測にとても適している場所ということで、世界各国の天文台が設置されています。日本が誇るすばる望遠鏡もあります。

マウナケアの場所

ビッグアイランドと呼ばれる大きなハワイ島ですが、マウナケアはこちらにあります。

地図

日本からも直行便があるコナは島の西側、もう一つの大きな街・ヒロは島の東側にあります。

マウナケアへの行き方

マウナケアへの公共交通機関はありませんので、何かしらの車を手配しないといけません。レンタカーの場合は4WDでないとダメなど、いろいろ条件がありますので、ツアー一択のような気がします。

いくつかの会社がツアーを開催していますが、私たちが今回お願いしたのはこちら。ハワイ島のツアー老舗の太公望さんです。

ツアーはこんな感じ

マウナケアのサンセット&星空ツアーのスケジュールは、ざくっと以下のとおり。

  • 11:00頃/カイルア・コナのホテルでピックアップ
  • 昼過ぎ/2,000mくらいのマウナケアパークで高度順応
  • 日没の1時間くらい前/マウナケア山
  • 日没後即/マウナケアから下山
  • 20:00頃/星空観測
  • 23:00頃/ホテルへ到着

カイルア・コナから北に向かって、他のツアー参加者のホテルを周っていくので、参加者のホテルの場所によってはスケジュールは前後すると思います。

本来であればオニヅカビジターセンターにも寄るようですが、このときは改装工事中とのことで、立ち寄りませんでした。

ツアースタート

ホテルでピックアップされて、車で少し走ると溶岩のような黒い土地が見えて、火山の島だということを実感できます。

車窓

数時間走ってようやく到着したのが、標高2,000m付近のマウナケアパーク。こちらで温かい飲み物とマフィンをいただきながら高度順応です。デカイマフィンだったのですが、意外とペロッと食べてしまいました。

ユニークな遊具が並んでいますが、高所に行く途中なので、あまり暴れるのは止めた方が良いですね。

マウナケアパーク

この公園のお手洗いは普通なので、ここで利用されることをおすすめします。山頂のお手洗いは使った同行者曰く「使わなくて良いなら、使わないほうが良い」という状況だったそうです(怖っ

ツアーに含まれているオーバーパンツが配られるので、それを履いて寒さ対策です。モコモコのスキーウェアみたい。

オーバーパンツ

寒さに弱い方は、このタイミングでヒートテックなどを着込むと良いと思います。あと、使い捨てカイロは酸素が少ない山頂だと発熱しないらしいので、標高が低いうちに準備をしましょう。

雲より上に来た

マウナケアパークからまだまだ走ります。この時は改装工事中だったオニヅカビジターセンターを越えて、雲の上に出たあたりでちょっと休憩。もう3,000m付近でしょうか。

雲の上
途中、舗装されていない道を20分くらい走ります。

舗装されていない道

ガイドさんによると、この舗装されていない道からは歴史的に貴重な資料?鉱物?がいまだに採取されるらしいです。なので舗装することが許可されていないとか。デコボコ道なので、すんごい揺れました。

山頂付近到着!

いよいよ山頂に近づいてきます。こちらが日本のすばる望遠鏡!左の円柱型の方です。

すばる

すばる望遠鏡の内部は、予約をすれば見学ができるそうです。ただし、ここまでの交通手段は自分で確保しなければなりませんが・・・・

一般見学案内 - すばる望遠鏡

ちなみに、2019年7月15日から9月10日まで、メンテナンス等のため見学は中止されているそうです。

日本以外にもたくさんの観測所があり、ガイドさんが一つひとつ説明してくれます。国が持っていたり、大学が持っていたりと、いろいろ。

そうこうしているうちに日没に。このツアーの見どころの一つがサンセットなのですが、この日はちょっと雲が多かったのでこんな感じでした。

日没

これはこれでキレイかな。

マウナケアの山頂付近は、観測の環境を確保するため、日没から30分以内に関係者以外は撤退しないといけません。なので、サンセットを見たらそそくさと退散。

スニーカーで行きましたが、サンセット待ちでじっとしている間に結構足が冷えました。靴下2枚履きがおすすめです。

星空観測地へ

星空観測の場所は、その日の雲の様子や気温によってガイドさんがその場で判断するようです。この日はお天気が良かったので2,000mくらい(たぶん)まで降りたあたりの駐車場で観測することに。

徐々に暗闇に包まれて、目も慣れてきたころに、ガイドさんがレーザーポインターを使って星座の解説をしてくれます。黄道とか中学の理科の授業で習ったかも・・というお話でした。

ド素人、コンデジで星空を撮影

ここまで来たら星空を撮影してみたい!と思い、事前にカメラの設定をして撮影したのが、こちら!一応、天の川も写ったかな。

星空

iPhoneでは全然ダメでした。星空撮影モードがあるカメラなら、その設定が良いんだと思いますが、私が使っているSONYのRX100には星空設定がないので、ド素人なりに工夫してみました。我が家のRX100、スペインのビルバオで道路に落下して数カ所角が割れているけど、現役大活躍中の心強い相棒です。

RX100

マニュアル設定は、こちらのようなサイトを参考にしました。

星空の写真にチャレンジしてみませんか? | 富士フイルム

ポイントとしては

  1. ISO感度3200
  2. シャッタースピード30秒
  3. 絞りF4.0
  4. 三脚を使う
  5. 手ブレしないためにセルフタイマーを使う

という点です。ド素人なのでISO感度が何か説明できませんし、シャッタースピードくらいはわかるけど、絞りF4.0って何?って感じですが、説明書とかを見ながら設定して登録したら、こんな写真が撮れました。

星空

めっちゃ拡大するとちょっとブレてますが、ド素人なりに頑張りました。

セルフタイマー10秒、シャッタースピード30秒なので、どんなに早くても1枚撮影するのに40秒はかかります。ガイドさんが説明しているのを横目に、せっせと自力で撮影していたのですが、そんなにたくさんは撮影できませんでした。

しかも焦ってシャッターが開いている途中で動かすと、悲惨なことになります。なかなか恐ろしい写真・・

悲惨な星空

カメラ自信が発する光(?)を写してしまったんですかね。はじめ全然気づかず、ガイドさんのレーザーポインターが写り込んだのかと思いましたが、原因は私の根気の無さでした。ガイドさん、疑ってごめんなさい。

太公望さんのツアーでは、ガイドさんが本気の望遠鏡を持ってきてくれていて、土星の輪っかが見られたりと、なかなか満足度の高い星空観測となりました。

夕食ついてます

サンセット&星空観測が終了し、ホテルに到着したのが23時をまわったころ。帰りにパスタの夕食を受け取って長い長い一日が終了です。

夕食

もうちょっと具が多かったらなー、もう少し味がほしいなー、と思いつつも、ごちそうさまでした。

マウナケアのツアーに参加してみて

海とかリゾートとかに全く興味がないのですが、なぜかハワイに2年連続で行ってしまったのは、このマウナケアに登りたかったから。昨年はハリケーンでマウナケアに行けなかったので、今年は再チャレンジでした。

4,200mまで車でスイスイ上がれて、キレイな星空を見られて・・と、ハワイ島に行かれる方はぜひマウナケアに上がってほしいな、と思います。ただ、マウナケアは先住民の聖地なので、考えるべきことも多い気はします。

高いところに登りたい私としては、モンブランのエギーユ・デュ・ミディで約3,800m、中国・黄龍近くの4,002mに続き、今回自己ベスト更新です。今後はボリビアに行くのか、インドに行くのか。楽に高所自己ベスト更新はしていきたいと思います。