セブ島といえばリゾートアイランドなイメージかもしれませんが、歴史的な見所もあります。その一つ、マゼランが建てたという十字架「マゼランクロス」を見に行ってきました。お隣の教会もあわせて、セブ島でぜひ訪れておきたい場所だと思います。
マゼランおさらい
マゼラン、ご存知ですよね。教科書に載っているあの冒険家・マゼランです。大航海時代の16世紀初頭、スペインのセビリアを出発し西をめざしたマゼランはアルゼンチンの南(今のマゼラン海峡ですね)を通って、現在のフィリピン周辺に到着。いろいろあってマクタン島(セブの空港がある島)で亡くなったようです。マゼランは世界一周できませんでしたが、最終的に他の乗組員がスペインに戻ったのが出発から約3年後、270人いた乗組員は18人になっていたそうです。壮絶な旅!
マゼランクロスとは
今回私が訪れたのは、そのマゼランが建てたという十字架がある教会です。
場所
場所はこちら。
セブ島内は公共交通機関があまり発達していませんので、タクシーで動くことが多くなると思います。私もホテルでタクシーを呼んでもらいましたが、地元では有名な観光地ですので、「マゼランクロス」で十分伝わります。
こんなところ
近くで車を降りて、見えてきた外観はこんな雰囲気。かなりこぢんまりした建物です。
中に入ってみると、十字架が。
数年前に改装されたみたいですね。天井画も美しい。
台座にはちゃんとマゼランクロスって書いてあります。
こちらの十字架、削って飲むと薬になると信じられていたようで、以前はどんどん減っていたようです。消失を防ぐためにも、今はカバーが付けられた状態で設置されているので、表に出ている部分はカバーなのかな?オリジナルの木っぽい部分は見えませんでした。
名所だけあって、観光客の出入りもひっきりなしでした。
お隣はサントニーニョ教会
マゼランクロスの隣には、サントニーニョ教会という大きな教会があり、フィリピン最古のキリスト教教会だとか。私が訪れたのがちょうど日曜日で、礼拝の真っ只中。大混雑の中、ちょっとだけお邪魔してみました。
入り口付近には真っ赤なロウソク。
中庭も素敵な雰囲気です。
棚には聖遺物入れっぽいものが。詳しくはわからず。
教会内は空席がないほど、地元の方っぽい人たちでいっぱいでした。
外の広場もすごい人で、自分が場違いである気がして、そそくさと退散しました。
行ってみて
マゼランが建てたという十字架に興味があり見に行ってみましたが、フィリピンがキリスト教国であることを改めて感じさせられました。教会を出ると屋台や商店街が広がっていて、やっぱり東南アジアなんですが。マゼランクロスについては真偽はともかく、人の信仰心を肌で感じられる場所なので、セブでお時間のある方はぜひ一度どうぞ。