秋田県と岩手県周辺に行ってきました。目的の一つは、八幡平の雪解けの季節に数週間現れる通称ドラゴンアイ。Yahoo!ニュースのトップに載るなど、最近注目の絶景です。行き方とあわせてご紹介です。(2018年6月の情報です)
ドラゴンアイって?
もともとは秋田県と岩手県の県境・八幡平山頂付近にある鏡沼という池です。冬の間に凍ってしまった池が、春に円を描くように溶けていき、その姿が龍の目のように見えるのでドラゴンアイと呼ばれています。台湾の観光客がSNSで紹介して広まったそうです。
行き方
八幡平は秋田県と岩手県の県境にまたがっていますので、秋田側からも岩手側からも行くことができます。空の便なら大館能代空港かいわて花巻空港が最寄りのようですが、我が家は他の観光ルートの都合や、伊丹からANAを使うとなると秋田空港しか選択肢がなく、秋田空港から向かいました。(大館能代は伊丹便がなく、花巻はJALしかない)
Googleマップでルート検索をすると、大館能代空港やいわて花巻空港からは車で1時間30分ほどです。
私たちは秋田空港を10:30頃に出発し、途中高速のサービスエリアでお昼を食べたりしながら、八幡平に着いたのは14時前。ナビで案内されたのが、かなり大回りのこんなルートでした。
私は年に数回しか運転しないので、おとなしくナビの言うことを聞いて走ることに。もう少しショートカットすると、くねくね山道だった?ようなので、まあ、ドライビングテクニックに自信のない私には、ナビに従って良かったかなと思います。
ナビの設定
ドラゴンアイの最寄りの目印は、八幡平山頂レストハウスです。ナビでこれが出てくれば良いのですが、私たちのレンタカーに付いているナビではでてきませんでした。なので、別のランドマークとして松尾八幡平ビジターセンターを設定して走りました。ちなみに、松尾八幡平ビジターセンターと八幡平レストハウスはこれくらい離れています。車で30分くらいです。
松尾八幡平ビジターセンターまで来れば、現地に八幡平山頂へ誘う看板などがありますので、現場で判断できます。あとはGoogleマップでGPSで走るのが確実ですね。
レストハウスに無事到着。
到着〜散策の準備
八幡平山頂レストハウスにある駐車場は有料です。1台500円。
ちょっと下にも駐車場があり、そこに停めて歩いている人も多かったので、たぶんそっちは無料なのかな?私たちは横着してレストハウスに停めました。
長靴と上着はあった方が安心
6月とはいえ、まだまだ雪が残っていました。サンダルやスニーカーの方もいましたが、事故防止のためにも長靴があった方が安心です。サイズや数に限りはありますが、レストハウスで長靴を借りることもできます。1足200円です。
レストハウスの食堂でスタッフの方に声をかけてください。レンタルする際は名簿に名前を書き、階段下の保管庫で長靴を借ります。
私はちょうど良いサイズがあってラッキーでした。相方は大きいサイズしかなく歩きづらそうでしたが。。
もう一点、山頂だからか、この日だけなのか、とても風が強かったです。ウインドブレーカーのような羽織るものがあると快適に過ごせると思います。
ドラゴンアイへ、いざ出発
長靴を借りて、ドラゴンアイへ出発。レストハウスを出て頂上への案内板の方へ向かいます。
少し歩くと左手に行く小道が現れます。ちゃんと看板に案内が書いてあるので、迷うことはないと思います。しっかり看板を見ましょう。
普通の散策道をてくてく。
このあたりから雪が増えてきます。(2018年6月9日の景色です)
長靴、借りてて良かったー!と思える瞬間でした。道中、こんなかわいい雪だるまが。
レストハウスを出発して、のんびり歩いて約20分。ドラゴンアイに到着です。まず見えてきたのが、この景色。
んー?まあ、こんなもんかな?なんか黒っぽいな・・。期待しすぎたかな・・と思いつつ、少し高台へ行くと・・
あ、これこれ!写真で見た感じに近い。光の加減で水の青さが随分変わります。下の写真は太陽が雲に隠れたときのドラゴンアイです。
どよーん、という印象です。このときで14:30から15:00くらいでしたが、できるだけ日が高い時間帯の方がキレイに撮影できますね。
近くにはこんな看板も。
近くに行くと氷が割れて、沼に落ちてしまうみたいです。このときは沼の近くには人はいませんでしたが、ネットで検索した写真には、沼の周辺に人がいたので、自己責任でどうぞ・・。
現在のドラゴンアイは?
私が行ったのは2018年6月9日でした。例年なら5月末から6月初旬には、目のように真ん中も穴が開くようなのですが、今年はちょっと溶け具合が遅いようです。八幡平市観光協会では、数日に1回、現在のドラゴンアイの状況をWebサイトでUPされています。
ちなみに例年はこんな感じで「開眼」します。JR東日本のポスターを拝借しました。
東京や大阪からだと少し行きづらいですが、1年に数週間しか見られない不思議な光景。なかなかおもしろい場所だと思います。