先日、秋田県と岩手県あたりに行ってきました。地元大阪からプロペラ機に乗って出発です。
スタートはリニューアル中の伊丹空港
今回の目的は、秋田県と岩手県の県境にある八幡平で、この時期に数週間しか見られないドラゴンアイという現象を見ることと、秋田県の抱返り渓谷という絶景を見に行くこと。出発地は2020年夏に全館リニューアルをめざす伊丹空港です。
伊丹に新しく入ったル・パン神戸北野で朝ごはん
朝8:30くらいの便だったので、今回のリニューアルで新しく入ったパン屋さんル・パン神戸北野で朝ごはんを仕入れました。
ル・パン神戸北野 | レストラン | 大阪国際空港(伊丹空港)
このパン屋さん、楽天トラベルの「朝ごはんフェスティバル2015」で日本一になった、ホテルラ・スイート神戸ハーバーランドの直営店です。ラ・スイートのお店には行ったことがないのですが、伊丹空港の品揃えはハード系のパンが多かったかな?という印象です。カフェが併設されていますが、7時台でもそこそこお客さんも入っていて、賑わっていました。
朝ごはんを仕入れて、プレミアムカウンターで搭乗券を発行してもらい、優先レーンをササッと抜けてラウンジへ向かいます。
この日は修学旅行か部活の遠征なのか、制服を着た中学生くらいの団体がいて、通常の保安検査レーンはかなり混んでいました。こんなときは修行の成果を実感できる瞬間です。
ラウンジでもぐもぐタイム
さきほどルパンで仕入れたパンを、ラウンジでいただきます。
買ったのはサンドイッチとパニーニ。それと、レジ横で目に入って買ってしまったレモンケーキ。
サンドイッチは野菜がたっぷり具沢山。パンもしっとりしていて美味でした。パニーニは普通かな。ちょっと温めてくれたら、尚良しという感じで。レモンケーキは旅先でおやつにいただきましたが、マドレーヌとフィナンシェの間くらいしっとりした生地に、さっぱりしたレモンのチョコがかかっていて、これまた美味でございました。夏の手土産なんかにちょうど良い逸品です。
いざ、搭乗
のんびりもぐもぐタイムを過ごしていると、あっという間に搭乗の時間です。伊丹空港は2020年の完成に向けてリニューアル中ですが、少しずつ今ドキな空港に変わってきています。今回搭乗するゲートは、たぶん新しく作られた果てのゲート。道中は滑走路をイメージした?通路でした。
お世話になる機体
今回お世話になるのはこちら。
ボンバルディアのプロペラ機・DHC8-Q400です。久々に乗るプロペラ機。沖止めでバス移動かと思っていたら、徒歩で搭乗でした。小規模な空港なら搭乗ゲートからバス移動なしで徒歩で乗り込むこともありますが、伊丹では私は初体験でした。
レトロな機体で出発
私たちの座席は2Aと2B。前がクルー用の収納?スペースなので、右側の最前列、非常口席です。座席からの景色はこんな感じ。
プラチナ効果なのか、出発24時間前くらいから最前列の席や非常口席が解放されて、とても選択肢が増えて助かります。にしても、なんだかレトロな座席。そのうち、どこかの航空博物館に飾られるんじゃないかと思うくらいです。
扉兼階段が閉まると、機内からは棚のように見えるんですね。当たり前ですけど、とっても機能的。
このとき、航空写真家のチャーリィ古庄さんのお店・フライトショップチャーリィズのライフジャケットバッグを持っていて、CAさんに「これってライフジャケットですか??」と尋ねられてしまいました。現物はこれです。
そういえば、これを持って飛行機に乗るのは初めてかも。この後、目の前でCAさんが非常用設備の説明と脱出時の説明をされたのですが、ライフジャケットをまじまじと見てしまいました。うーん、そのままだ。
プロペラ機の醍醐味
普段はあまりプロペラ機には乗らないのですが、短距離路線や需要があまり多くない路線(?)、滑走路が短い空港を使う路線にはまだまだプロペラ機が活躍している気がします。
プロペラがうるさかったり何かと快適性には欠けますが、低いところを飛ぶので景色がよく見えて、私は好きです。あと大型機と違って、急発進、急加速、即離陸!というスピーディーさも魅力。
地面も近いので、滑走路へ向かう道中にある一時停止的な「STOP」マークもすぐそこに見えます。
こんな景色が見られます
伊丹を出発してしばらくすると、機長さんから「右手に日本アルプスと富士山が見えます」というアナウンスがあり、外を見ると・・
これが日本アルプス?かな。ということは、これが富士山?
後ろの乗客の方も、「あれが富士山よ!」と言っていたので、おそらくあれが富士山ですね。。
WiFiもない機材ですが、翼の王国を読んでいたらあっという間。数年前に行ったスペイン・ビルバオのグッゲンハイム美術館が特集されていて、懐かしい思いで読みふけってしまいました。
到着時はボーディングブリッジが!
無事秋田空港に到着すると、なんとボーディングブリッジがつきました。これは帰りに機内から撮ったもの。こんなに簡単なブリッジですが、立派なブリッジです。
乗るときはこんな感じです。実に簡易橋。
遠巻きに見ると、小さな飛行機に無理矢理付けている感もありますが・・
ボーディングブリッジをつけるかどうかの運用について、詳しくはないのですが、1階に徒歩やバスで乗客を連れていっても、到着ロビーにうまく誘導できないから、こうやってボーディングブリッジをつけて、2階に誘導しているのかな?
と思い、いろいろ調べてみると、バリアフリー化のためにプロペラ機でもボーディングブリッジをつけているんですね。2017年1月に表彰されていました。
第10回 国土交通省バリアフリー化推進功労者大臣表彰受賞者に選ばれました!|What's up? ANA|ANA
しかも2015年10月に秋田空港で初導入したとのこと。後から知った話ではありますが、こういう先進的な現場に行けたことは、なんだか嬉しくなりました。
到着後はレンタカーで岩手県との県境にある八幡平へ。秋田・岩手旅、続きます。